[腸内細菌]日本人の長寿and健康の秘密は和食にあった ?!

和食

日本人は胃腸が弱い

という言葉を聞いたことがありますか?!

胃薬のCM等でもたまに流れてますよね?!

実はこの話は本当で、腸をはじめとする消化管の病気で治療を受けている人の総数は約1000万人にのぼると推定されています。

うさぎ
確かにお腹に効く薬のCMっていっぱいある気がする!!!
らいおん
きっと、それほど必要性があるってことなんだね!!!


更に、日本人のがんで最も多いのも消化管のがんです。

消化管の病気は心臓や血管の疾患や心の病と並ぶ、現代日本を代表する病気といえます。


胃腸が弱いというのは、日本人が持つ特徴的な体質の1つとも言える様です。

では逆に、日本人の強みとも言える特徴は腸内環境が整っていること!!!

健康な腸内環境を保てているのは先祖代々、遺伝子を引き継ぎ、また和食から食物繊維をしっかりと摂取してきたおかげと言えます。

そんな健康な腸内環境を保っている日本人ですが、健康なだけでなく、実は長寿にも腸内環境が関係している様なのです。

目次

長寿国 日本

日本人の平均寿命は、厚生労働省が公表している平成30年(2018年)の簡易生命表によると、日本人の平均寿命は、男性81.25歳女性87.32歳で、世界的でもトップクラス。

また、先進国の中でも特に肥満の割合が低いという、健康長寿の国なのです。

では何故日本人の平均寿命が長いのか、理由は大きく分けて2つあります。

  • 1.医療制度が充実

国民皆保険制度があり、社会保険に加入しておけば、病気や怪我、入院など万が一のときに保障してくれる制度です。

また医療制度は、健康長寿の実現に向け、治療だけでなく、疾病予防や介護予防にも積極的に目を向けて、政策として行っています。

  • 2.和食を摂っている

    和食は 一汁三菜が基本です。

    新鮮な食材が素材そのものの味を活かしながら、多様な方法で調理されており、栄養のバランスが非常に優れています。

    和食は脂肪が少なく、穀物や魚・大豆を多く摂取できるのが特徴で、また食物繊維や乳製品なども、日本の平均寿命の延伸に影響している可能性があるのです。

    日本人の腸内細菌の4つの特徴

    平均寿命が長い他にも、私達が祖先から受け継いできた体質の特徴があります。

    それは、世界12カ国の人々の腸内を調べた研究から、日本人独自の4つの特徴があったのです。

    ①炭水化物や代謝機能が高い

    炭水化物の代謝機能が高く、より多くの短鎖脂肪酸、二酸化炭素、水素を生成することができる。

    短鎖脂肪酸…体に有能な様々な効能を持つ、栄養素の一つ。

    ②ビフィズス菌が多く、古細菌が少ない

    ビフィズス菌は腸内環境を整えたり、アレルギー症状を緩和する善玉菌

    この菌が多いということは、腸内を健全に保ちやすい。

    ③水素を酢酸生成に消費

    ①に出てきた炭水化物の代謝で生成される水素は日本人の場合、酢酸の生成に消費される傾向にある。

    体に役立つ方法で消費されているのです。

    ④海藻を分解する酵素が多い

    海苔やわかめ等の海藻を分解する酵素の遺伝子を持っている。

    海藻類の栄養素を効率よく吸収する能力は、日本人の腸内細菌が持つ特有の能力と考えられる。

    まとめ

    日本人は体に有能な栄養素を効率よく取り込むことができ、炎症などを防ぐ抗酸化作用の働きに優れていることが分かりました。

    また腸内環境を他国と比較しても健康な状態であり、そこには、古くから食べ親しまれてきた「和食」が関係していたのです。

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