幸せホルモン「セロトニン」を知っていますか?!
脳には100種類以上の神経伝達物質があり、幸せホルモンは脳内のホルモンの一種です。
きっとこのような場面に遭遇したことのある人も多いのではないででょうか?!
私たちにとって幸せホルモンとは、実は身近な存在。
特に有名なのが
- オキシトシン
- ドーパミン
- セロトニン
の3つ。どこかで聞いたことがある方も多いではないのでしょうか?!
これらは、私達の心と身体を安定させ、幸せを感じやすくする働きがあり、私たちに大きな影響を与えているのです。
今回はこの中で、腸に深い関わりがあるセロトニンを解説していきます。
セロトニンについて
セロトニンとは人に幸福感・安心感などをもたらす神経伝達物質です。
ホルモンではないのですが、通称幸せホルモンと呼ばれています。
体内には日中の活動時に体を活発な状態にする交感神経と、
夕方から明方の間に体をリラックス状態にする自律神経の2種類があります。
きちんとセロトニンが分泌することで、両方の自律神経のバランスが整い精神が安定するのです。
そして、気分の浮き沈みが少なくなることにより、ストレスやイライラも軽減されます。
反対に2つの自律神経のバランスが崩れると、
- 疲れやすい
- 体が重い・だるい
- めまいがする
- 目の疲れ
- 肩こり
- 腰痛
- 頭痛
- 微熱
など、体の色々な所に不調が出てくるのです。
セロトニンの効果
セロトニンには大きな役割が5つあります。
- 大脳に働きかけて、起床時に頭がスッキリとした状態にする。
- セロトニンが分泌されるとポジティブな気持ちになり、心を前向きに保つことが出来ます。
- 自律神経のバランスを整えて、朝に血圧や代謝が上がり身体が活動できる状態になる。
- 起床時に瞼がぱっちり開きスッキリとした表情、また真っ直ぐな背筋を保つことが出来ます。
- 痛みの感覚を抑制する。
以上がセロトニンの大きな働きになります。
なので、セロトニンが不足してしまうと上記と逆のことが体に起こってしまうのです…。
セロトニンを増やす為には
では、セロトニンを増やす為にはどんなことを生活の中で意識すれば良いのでしょうか?!
ポイントは4つあります。
①朝に太陽の光を浴びる
目の網膜に日光が直接入りセロトニンを活性化させます。掛ける時間は10〜30分程。
そこで気になるのは、日焼け!!!でも、ポイントとなるのは目なので、日焼け対策はしていて勿論大丈夫です!!!
またわざわざ外に出なくても、日当たりの良い窓辺ならOK!!!
これなら「外に出たくないな」なんて億劫な気持ちの時でも取り組めますよね。
②軽い運動
ウォーキングやジョギング、自転車など無理なく生活に取り込めるものがおすすめです。
その時に意識したいのが、人混みを歩くのではなく遊歩道などの落ち着いた場所を歩くこと。
周りが賑やかだと歩くことに集中しにくく、無心になれずセロトニンが出にくくなるからです。
③人と触れ合う・スキンシップをとる
気心の知れた友人たちと顔を合わせて、他愛のない話をしているだけでも、セロトニンは十分に活性化されています。
他にも、感謝や喜ばれたりする行為を行なった時にも同じように効果があるのです。
人同士の交流で心が通い合うことが大切になります。なので、家族やパートナー・子供でも同じです。
また、動物やぬいぐるみと触れ合うことも効果があります。
④感動の涙を流す
感想作品などをみて、泣いた後はスッキリしたことはありませんか?!
涙は心を浄化し、同時にセロトニンが増加するのです。
涙にはうつ病のリスクとなるマンガンが含まれています。
このマンガンは一定量を超えて体内に留まらない方が良いので、感動作品に触れ、感情を動かし心も体もスッキリしてみましょう♪
セロトニンはどこにある?!
実は、体内にあるセロトニンの90%が腸で作られていて、残りの10%の内8%を血液、2%を脳で作っているのです。
脳と腸は迷走神経で繋がっており、脳腸相関という独自のネットワークを持っています。
そしてお互いの情報を常に交換しあっているので、心と体の安定した状態を保つのには、心の健康と腸内環境の両方が重要になってくるのです。
まとめ
セロトニンには5つの大事な役割があり、分泌されることで、私達の心と体の両方の健康を保ってくれていることが分かりました。
毎日の生活の中に無理なくセロトニンを増やす行動を取り入れてみて、少しでも幸せや嬉しさを感じれたら良いですね。
またストレスを溜め込まないように、深呼吸をすると気持ちも落ち着きます。
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