あなたは生理痛やPMS(月経前症候群)が重かったり、
またその時期にチョコレートなどの甘いものが無性に食べたくなることはありますか?!
何故だか甘いものが欲しくなるその症状、実はただの気分などではなく、腸の不調が関係しているかもしれないのです。
また他に上記の様な生理時の症状とは異なり、
脚がムズムズとした痛みや痒みの不快な症状が出ることがあります。
一見何も関係のないことだと思えますが、実は共通点があるのです!!!
今回は、腸の不調からくる
生理時の不調や脚のムズムズについて解説!!!
小腸について
まず初めに小腸についてです。
腸は大きく分けると、小腸と大腸の2つに分けられます。
そして善玉菌や悪玉菌などの腸内細菌の多くは大腸に住んでいるのです。
その数は何と大腸が約100兆個、小腸が約1万個という大きな差があります。
そんな小腸内で細菌が増えてしまうSIBO(小腸内細菌増殖症)という病気があるのです。
SIBOについて
この病気の原因は、
加齢により、小腸の出口が緩み
大腸にいるはずの細菌が小腸に流れてしまうこと!!!
すると腸内細菌は大増殖、そこからガスも大量発生し、腸がパンパンな状態になってしまうのです。
元々小腸は、ガスに耐えれるつくりではありません。
なのでガスが発生すると、腸内の粘膜が傷つき炎症などを起こし細胞を壊してしまうのです。
その壊れた細胞から、本来吸収されていた栄養素だけでなく、
有害物質やウイルスまで吸収されて、血管に入り込んでしまいます!!!
するとそのまま血流に乗って、毒素なども一緒に流れてしまい、体全体に行き届いてしまう…なんてことになるのです。
小腸内に細菌が増えると、小腸だけの問題ではなくなり、
SIBOの症状や他にも体全体に不調を引き起こしてしまうかもしれません。
ムズムズ脚症候群
次に、小腸の環境が悪くなり細菌が増えてしまうと起こる
とある一つの症状、ムズムズ脚症候群について解説します。
どんな症状…?!
人によって異なりますが、座ったり横になった状態で脚を動かさずにいると
- ムズムズ
- 痛痒い
- あしを動かしたい
- 虫がいるような感覚
- 掻きむしりたくなる
などといった様な不快感が起こるのです。
また、寝ていても起きてしまうことや、眠りが浅くなったり、あしが勝手に動くなんてことも!!!
特徴
主な特徴や傾向は
女性に多い
中高年に多い
- 夕方から夜間に起こる
- 動かさないと(眠っている時や休んでいる時に)症状が起こる
- 動かすと症状がおさまる
- 腕や背中にも症状が出る時がある
などが挙げられ、人によって症状が異なります。
原因
脚とは関係ないように思えますが、原因は腸にあるのです。
腸内環境が悪化し小腸内で細菌が増えると、体が必要とする栄養素を細菌に奪われてしまい、栄養不足が起きます。
体内で作ることのできない
- 鉄
- カルシウム
- 亜鉛
- マグネシウムなどのミネラルは
食事から摂るしか方法がありません。
中でも、マグネシウムが腸内細菌に奪われてしまうと、
- ムズムズ症候群
- PMS(月経前症候群)
- 生理痛の重い症状を引き起こすのです。
生理前のあの症状
最後にマグネシウムが不足してしまうと上記の様な病気や症状が起こりますが、
その他に体からもっと分かりやすいSOSが発信されています。
それは、生理前や生理中にチョコレートなどの甘いものが食べたくなる
あの現象です!!!
あれもマグネシウムが関係しています。
それは痛みを抑えるために無意識に体が欲しているからなのです。
でも、併せて糖分も多く含まれているので食べ過ぎてしまうのは気をつけなくてはいけません。
まとめ
腸で起きた不調は1箇所に留まることなく、体の色々な所で形を変えて現れます。
体内で作れなく、食べ物からしかその栄養を摂れないものも多くあるので、
腸を健康な状態にする為にも、日々の食生活で少しずつ食べれるといいですよね。
不足しがちなマグネシウムは
- ナッツ
- ごま
- わかめ
- 海苔
- 昆布
- ひじき
などから摂ることができます。
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