これで分かる!!!「腸内細菌、腸内フローラ/日和見菌」について

タイトル

健康な体づくりは健康なから始まる

そして腸を健康にする為には、睡眠運動食事それぞれの生活習慣を見直すことが大切ということを段々と知ることができたのではないでしょうか?!

うさぎ
腸って知れば知る程、謎が深まるね…
らいおん
奥が深い…
もっと色々知ることが出来たら、健康博士になっちゃうかも!!!

今回はそんな全身に大きな影響を与えているについて説明していきます。

目次

腸の構造

一言に腸と言っても、小腸大腸の大きく2つに分けられます。

そして小腸はさらに

  • 十二指腸
  • 空腸
  • 回腸、

大腸

  • 盲腸
  • 結腸(上行・横行・下行・S状)
  • 直腸

に分けられるのです。

主に食事で得た栄養素は小腸で吸収されます。

日本人の平均的な腸の長さは小腸が約6〜8m、大腸が約1.5m、内部の総面積は約32㎡もあるのです。

それは、テニスコート1面に相当する大きさです。

腸は身長の5倍程の長さと大きな表面積で、栄養を効率よく消化・吸収します。

小腸の役割

小腸は、栄養素の消化・吸収の仕上げを行うところです。

胃から送られた内容物を消化し、栄養素は血管から肝臓へ送ります。

大腸の役割

大腸は小腸で吸収・消化された、かすを処理するところです。

水分の吸収をコントロールして残りかすで便を作って肛門まで送り出します。

便の生成時に大腸での滞在時間が長くなると、水分の吸収が進み便が硬くなり、短いと水分量が多くなって軟便になるのです。

腸内細菌とは?!

腸内細菌とは、小腸から大腸までそれぞれの住みやすい場所に生息しています。

そして1000種類に分かれ、集団で住み着いており、その数は約100兆個も存在すると言われているのです。

私達の腸内の環境を左右するものになります。

腸内細菌は人と共生関係にあり、食物からの栄養をえさに発酵し増殖するのです。

また、色々な代謝物を生成することで、私たちの体に大きな影響を与えています。

そして腸壁の粘膜にびっしりと生息しており、お花畑(フローラ)に見えることから、腸内フローラ(腸内細菌叢)と言われているのです。

その重さは約1.5kgもあります。

腸内細菌は3グループに分けられる?!

腸内細菌は、大きく善玉菌日和見菌悪玉菌の3つに分けられます。

  • 善玉菌…体に良い影響を与える細菌。代謝物が消化・吸収機能に役立つ。
  • 日和見菌...腸内細菌で最も多い。善玉・悪玉の数の多く優位な方に味方する。
  • 悪玉菌…体に悪い影響を及ぼす細菌。消化不良を招いたり、代謝によって有害な毒素を作ったりする。

これらの理想的なバランスは善玉菌2割に対して、悪玉菌1割です。

残りの7割の日和見菌は、優勢な方に味方するので、常に善玉菌が優勢な状態を保つことが大切になります。

悪玉菌が優勢になると腸内環境が一気に悪化し、

腸内バランスが崩れると便通異常

肌荒れなどの目に見える影響だけでなく、

有害物質により腸の消化・吸収力が低下し、

せっかく摂った栄養分が体に行き渡らなくなります

そして老化が促進されたり、発がん、アレルギー、高血圧、糖尿病などのリスクが高まってしまうのです。

また、偏った食事や運動不足の影響で似たような種類の腸内細菌ばかりが育ち、種類の多様性が失われることをディオバイオシスと言います。

このようになると、腸粘膜のバリア機能が衰え、免疫力が低下し体に対して悪影響を及ぼすことがあります。

まとめ

今回は私達の体にあるけれども目には見えない、お腹の中の腸について説明してきました。

一言に腸と言っても、実は大きくそしてそれぞれの場所毎にきちんと名前がついて、そこに住み着いている細菌がいたのです!!!

腸活に取り組む上でも、基礎の知識を付け、腸自体を意識することで行動が変わってきます。

体の健康には、腸内細菌の状態を良く知り、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要です。

善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維を十分にとって、同居人である腸内細菌と協力して健康を作ることが大切になります。

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