腸を整える為に必要なことは日々の生活習慣の改善です。
運動や睡眠…など見直すことは多くありますが、その中でも特に大きな効果があるのが食事になります。
健康な腸を目指す為には、
- 発酵食品
- 水溶性食物繊維
- オリゴ糖
- EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン)
の4大食品を種類多く摂ることで、腸内細菌がよく働きます。
体の中で大活躍をしてくれる4大食品ですが、
逆にお腹の状態が優れなくなってしまう人が実はいるのです!!!
今回は、腸に良い食品を摂ることで体調が悪くなってしまう症状について解説します。
食事と腸のつながり
まず第1に、食べたものが腸の中でどうなっていくのか説明。
その工程は3段階になっています。
- 食べる→腸内細菌が捕まえる。
- 腸内細菌のエサになる→食べ物を発酵・分解。
- 様々な物質を作る→腸内細菌が体に吸収しやすい物質を生成。
この生成される物質が、食事内容によって大きく異なり、体づくりにとても影響してくるのです。
例えば、
反対に
腸内細菌は私たちが生まれてから死ぬまでの間ずっと食べたものをエサとして活動してます。
なので食事を摂ることは、腸内環境を良い方向や悪い方に変えてしまう大事な役割を担っているのです。
4大食品について
第2に、腸内を良い環境に整えることができる4大食品について説明していきます。
①発酵食品
→悪玉菌の増殖を抑える。
→腸内細菌の仲間である微生物が善玉菌を活性化させ、悪玉菌が増えるのを防ぎます。
②水溶性食物繊維
→水分を引き込んで、便を柔らかくする。
→善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。
③オリゴ糖
→乳酸菌を増やし、お腹の調子を整える。
→乳酸菌のエサとなって、善玉菌が増えます。
→ビフィズス菌が入っているヨーグルトと一緒に食べると効率よく善玉菌が増える。
④EPA・DHA(エイコサペンタ酸・ドコサヘキサヘン酸)
→腸の炎症を抑え、善玉菌が増えやすい環境に。
→体内でつくれないので、食事から摂ることが大切です。
健康な腸になる為には、
善玉菌の割合が悪玉菌よりも多いこと
腸内細菌の種類が多いことが必要になります。
その為には、1日3回の食事でこの4大食品を意識しながらなるべく多くの食品を食べることが大切です。
4大食品が悪影響を与える人
第3に、腸に良いとされる4大食品を食べることで、体調が悪くなってしまう人について説明します。
食生活を意識することで、ほとんどの人はお腹の調子が良くなります。
この人たちは、その食品が体に合っている続けていくことで、健康な腸が維持しやすくなるのです。
ですが、発酵食品・食物繊維などを摂ることで、
- 便秘や下痢症状、
- お腹が張る
などの症状が起きてしまう人がいます。
その人たちは、食べた食品がガスを発生させ、腸内でトラブルを引き起こしているのです。
それはどのようなことなのかというと、
- SIBO(小腸内細菌増殖症)
- IBS(過敏性腸症候群)
と呼ばれる病気に罹っている可能性があるのです。
SIBO・IBSについて
最後にSIBO・IBSについて説明します。
小腸は大腸に比べると腸内細菌の数が少なく、約1万個しかいません。
しかし合わない体の人が4大食品を摂ると、ガスや細菌が増えてしまいます。
しかし、小腸はそれに耐えれるような作りをしていないので、腸内が傷付き、そこから様々な物質が血管へと流れてしまうのです。
するとお腹周りの不調だけでなく、体全体が不調だらけなんてことに….
まとめ
体に良いと思っていた発酵食品などの4大食品を、食べることで体の不調を招いてしまうSIBO・IBS。
自分では中々病気に気付けないので、もし食生活を意識しているのに症状が長引き体調が優れない人がいたら、自分だけで判断するのではなく、受診をしてみて下さい。
小腸で起きている不調は、体全体につながる大きなことなので、対策や改善をとることが大切になります。
4大食品を食べても問題がない人は、そのまま食生活を意識した生活を続けてみましょう。
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