キレイな腸内環境作りに必要不可欠な「3つの善玉菌」の種類について

最近は健康の為に、ヨーグルトなどの乳製品やサプリメントなど様々なものが売られています。

体にとって大事な腸内を整える為に、必要な菌も手軽に摂ることができるのでとても便利!!!

でも品数も多く商品によって含まれている成分なども異なり、どれを買っていいかよく分からなくなりますよね。

うさぎ
ヨーグルトって食べるものから、飲むタイプの品も
あるし一体どれがいいんだろう…
らいおん
実はね、製品によって入っている菌や成分が違うんだって!!!
うさぎ
そうなの?!そんなこと気にせずに食べてたよ…

そこで今回は、腸内の環境を整える為には摂った方が良いとされている菌について紹介します。

目次

腸内細菌について

まず初めに健康な腸内を目指す為に腸内の細菌について解説!!!

私たちの小腸大腸には約100兆個腸内細菌が存在しています。

それぞれ集団で住み着いていて、約1000種類のグループに分かれているのです。

顕微鏡で見ると密集してお花畑(フローラ)のように見えることから、腸内フローラと呼ばれています。

なんと重さは約1.5kgも!!!

腸内細菌は食物から栄養素を吸収し、それをエサに発酵し増殖するのです。

そして化学変化の様なことを起こし、色々な代謝物をつくることで、腸内の環境・全身に大きな影響を与えています。

腸内フローラにいる3つの菌

腸内細菌は

  • 善玉菌
  • 日和見菌
  • 悪玉菌

の3つに分けられるのです。

そしてそれぞれに特徴があります。

  • 善玉菌…健康維持・整腸作用など体に良い作用を与える細菌。
  • 日和見菌…腸内で最も数が多い。普段は大人しく、善玉と悪玉の数が多く優位な方に加勢する。
  • 悪玉菌…病気の原因を引き起こし体に悪い作用を与える細菌。

これらの菌には、理想のバランスがあり

  • 善玉菌 2割
  • 悪玉菌 1割
  • 日和見菌 7割

となっているのです。

日和見菌は数が多く優勢な方に加勢するので、善玉菌を多く保つことで健康が維持できます。

しかしこれが逆転し、悪玉菌が優勢になってしまうと、腸内環境や全身に影響が出てくるのです。

善玉菌の種類

次に、体にとって良い影響を与えてくれる善玉菌の種類について解説!!!

乳酸菌について

発酵食品などの食品、私たちの体では主に小腸に住んでいます。

しかし乳酸菌という菌は存在しません

乳酸菌とは炭水化物や糖などを消費して乳酸を作る微生物の総称です。

乳酸を作ることで悪玉菌が増えるのを抑えてくれています。また種類が多いのも特徴です。

他には、

  1. お腹の調子を整える
  2. 免疫力を高める
  3. 肌荒れ改善
  4. アレルギーなどの改善・予防
  5. 病気の予防

など様々な良い効果が期待できます。

ビフィズス菌

乳酸菌の一種で主に大腸に住んでいます。

乳糖やオリゴ糖を分解し、乳酸酢酸をつくって腸内環境のバランスを整えているのです。

他には腸管を適度に刺激して腸管運動を促進するはたらきもあります。

また比べてみると乳酸菌は酸素が存在する環境でも活動が可能ですが、ビフィズス菌は酸素のある環境で活動することは難しいという違いがあるのです。

酪酸菌

主に大腸に住んでいます。

食物繊維を分解・発酵して酪酸酢酸を作り、悪玉菌の発生を防ぐのです。

そして酪酸により酸素を消費することで、ビフィズス菌や他の善玉菌たちが住みやすい環境を作ることもできます。

その他にも、便通を良くしたり整った腸内環境作りをしてくれるのです。

酢酸を作ることはビフィズス菌にも可能ですが、酪酸を作ることは酪酸菌にしかできません

そんな活躍をしてくれる酪酸菌ですが、食品から摂ることは難しく整腸剤などから摂ることが有効になります。

まとめ

この他にもまだまだ多くの善玉菌の種類がありますが、

今回はよく名前を聞く機会のある、3つの善玉菌について解説しました。

売られている商品を手に取る時に、効果や特徴などを思い出し、購入するときの参考にして頂けたらと思います。

摂取した菌を有効に働かせる為には

  1. 続けること
  2. 摂ることで相乗効果のあるオリゴ糖や食物繊維も食べることも必要です。

栄養が偏ると腸内環境も偏ってしまうので、バランスの良い食事を取れるように心掛けたいですね。

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